娘が鯛焼きの尻尾を食いちぎって
その尻尾は妻に渡し、中のカスタード
だけ吸い出してたんだぜ〜
ワイルドだろ〜🐟
患者さんから非常に多くのご質問を
いただくのが、「妊娠や授乳と薬」
についてです。
あらためて、国立生育医療研究センター
村島温子先生のご講演を拝聴し、知識の
アップデートを致しました。
偏った思い込みではなく、正しい知識をもとに、
「有益性が上回るかどうか」という視点から、
患者さんと相談の上、適宜判断していくことが
大切であると再確認しました。
妊娠と薬情報センター
https://www.ncchd.go.jp/kusuri/
もご参考にして下さい。
興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
ただし、それは「ポジティブになれる」裏技や、
人生が急に「楽しくなる」秘訣ではありません。
それは、不快な体験に対する、「新しい関わり方」
と言えるのではないでしょうか。
慶応、佐藤先生によれば、
人間は「未来への不安」や
「過去への後悔、抑うつ」
に苦しめられやすい。そんな時に、
「今、ここに」だけを意識することが大切。
人間のワーキングメモリー(こころの黒板)
にはスペースの限界があるので、
「今、ここに」だけを意識することで、
そのようなとらわれから解放される。
マインドフルネスのセミナーや講演等に行くと、
必ず出てくるのが「レーズン」による
トレーニングです。目の前にあるレーズンを
じーっと眺め、色や形、匂い、光の透け方、
皺の特徴などをじっくり、ただひたすら観察する。
5分、、10分、、とそれを続ける。
すると、どうでしょう。見事に
その5分間、10分間は、過去や未来への
とらわれから解放されているではないですか。
もちろん、その後はまたいつもの、
思考に戻ってしまうわけですが、、、
でも、未来が不安になった時、過去が
つらくなった時、このように自在に
ギアチェンジできるよう、日頃から
トレーニングを積んでおくことで、
不快な体験に対して、これまでとは違う
関わり方ができるのではないでしょうか。
「ここに何の変哲もないトランプがあります
さぁ、あなた 好きな数字を言ってください
何でも言いですよ」
(けっ、どうせインチキで俺が言った数字の
カードを得意げにあてるんだろ)
本当に何でもいいんですね?
「もちろんです」
それなら…100万!
「…」
「では、あなたの財布の中身をご覧ください!」
タイトル「タネも仕掛けもなくていい」
読み始めた。
面白すぎてどんどん進む🏃♂️🏃♂️
慶応三村先生のご講演より。
患者さんにも役立つ知識としてメモしておきたい。
認知症(特にアルツハイマー型)と、
老年期うつ病はしばしば鑑別が必要だ。
いわゆる「pseudo dementia」(仮性認知症)
として知られている。
両者とも同じように「記憶力」が落ちる
わけだが、その鑑別の要点として
・認知症では記憶痕跡そのものが失われている。
・うつ病では記憶痕跡は残ってる。
それを取り出すことができない。
「思い出し方の忘却」とも言われる。
また、記憶力検査の質問に対しても
・認知症では、言い訳をしたり、
はぐらかしたりする。 自己予測>検査成績
・うつ病では、こんなこともできないと、嘆く。
検査成績>自己予測
そして、よく検査される視覚構成機能に関しては、
うつ病で障害されることはほとんどない。
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認知症の患者さんを診察しているときに
どこかボーッとしていたり、表情が乏しいと
感じることが多い。記憶力の低下だけではなく、
注意力(強度や選択性)の低下も顕著となる
ことを意識しておきたい。
また、ワーキングメモリー
(記憶を一時的に保持しておく能力)
について、「こころの黒板」という
例えがわかりやすかった。
~ 精神の自由 ~
「人間の魂は結局、環境によっていやおうなく
規定されるのか ~略~ 人間は体質や性質や
社会的状況がおりなす偶然の産物以外のなにもの
でもないのか ~略~ 人間はひとりひとり、
このような状況にあってもなお、収容所に
入れられた自分がどのような精神的存在に
なるかについて、なんらかの決断を下せるのだ。」
「生きるとはつまり、生きることの問いに
正しく答える義務、生きることが各人に
課す課題を果たす義務、時々刻々の要請を
充たす義務を引き受けることにほかならない」
生と死の狭間、極限の状況を体験したからこその
著者の重い言葉。
私にはとてもそこまでの心理に達することは
できない。
それでも、日々の生活の中で厳しい状況に
置かれた時に、少しでも意識してみたい。
ADHDの方の治療を続けていくと、
「幼い頃から日中ずっと眠かったのが改善された」
と聞くことが増えてきました。
調べてみると、ADHDの37%にEDS(Excessive
Daytime Sleepiness)、EDSの18%にADHDを
認める(Oosterlee,2006)という研究がありました。
興味深いですね。
先日、笠原先生のご講演を拝聴した。
その中で、”病後の生活史を作るお手伝いをする”
という言葉が非常に印象に残った。
私なりに解釈してみた。
病気を「治す」とはどういうことなのか。
もちろん、完全に症状が「無くなる」
ことが理想ではあるが。
現実では、患者さんがその症状を抱えながら
上手に生活して行かざるを得ないことも多い。
症状を「無くす」ことに医師も患者も一生懸命
になるあまり、”病後の生活史”に目を向ける
ことを忘れていないか。
病気を受け入れた上で、
これからの生活に目を向け、共に考え、
充実させていく。そうすることによって、
生活の中に占める「病気」の割合が少しずつ
小さくなり、「今」がだんだんと「病後」
になっていく。
そんな治療を意識することも大切なのかなと考えた。
九大病院、精神科医1年目の時、患者さんを「治そう」
とするあまり、「先生は万能感が強すぎる」
と指導されたことを思い出した。