マインドフルネス認知療法

興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

 

ただし、それは「ポジティブになれる」裏技や、

人生が急に「楽しくなる」秘訣ではありません。

 

それは、不快な体験に対する、「新しい関わり方」

と言えるのではないでしょうか。

 

慶応、佐藤先生によれば、

 

人間は「未来への不安」や

「過去への後悔、抑うつ」

に苦しめられやすい。そんな時に、

「今、ここに」だけを意識することが大切。

人間のワーキングメモリー(こころの黒板)

にはスペースの限界があるので、

「今、ここに」だけを意識することで、

そのようなとらわれから解放される。

 

マインドフルネスのセミナーや講演等に行くと、

必ず出てくるのが「レーズン」による

トレーニングです。目の前にあるレーズンを

じーっと眺め、色や形、匂い、光の透け方、

皺の特徴などをじっくり、ただひたすら観察する。

5分、、10分、、とそれを続ける。

 

すると、どうでしょう。見事に

その5分間、10分間は、過去や未来への

とらわれから解放されているではないですか。

 

もちろん、その後はまたいつもの、

思考に戻ってしまうわけですが、、、

 

でも、未来が不安になった時、過去が

つらくなった時、このように自在に

ギアチェンジできるよう、日頃から

トレーニングを積んでおくことで、

不快な体験に対して、これまでとは違う

関わり方ができるのではないでしょうか。

 

 

2022年01月22日