興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
ただし、それは「ポジティブになれる」裏技や、
人生が急に「楽しくなる」秘訣ではありません。
それは、不快な体験に対する、「新しい関わり方」
と言えるのではないでしょうか。
慶応、佐藤先生によれば、
人間は「未来への不安」や
「過去への後悔、抑うつ」
に苦しめられやすい。そんな時に、
「今、ここに」だけを意識することが大切。
人間のワーキングメモリー(こころの黒板)
にはスペースの限界があるので、
「今、ここに」だけを意識することで、
そのようなとらわれから解放される。
マインドフルネスのセミナーや講演等に行くと、
必ず出てくるのが「レーズン」による
トレーニングです。目の前にあるレーズンを
じーっと眺め、色や形、匂い、光の透け方、
皺の特徴などをじっくり、ただひたすら観察する。
5分、、10分、、とそれを続ける。
すると、どうでしょう。見事に
その5分間、10分間は、過去や未来への
とらわれから解放されているではないですか。
もちろん、その後はまたいつもの、
思考に戻ってしまうわけですが、、、
でも、未来が不安になった時、過去が
つらくなった時、このように自在に
ギアチェンジできるよう、日頃から
トレーニングを積んでおくことで、
不快な体験に対して、これまでとは違う
関わり方ができるのではないでしょうか。